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ALTAR BOYZ Team GOLD_2017/02/14夜_千秋楽

中央センターブロックにて観劇。

 

 久し振りに、舞台上から約束してもらえた気がした。きみたちの願いは聞き届けられた、と。千秋楽公演、Team GOLDの全員がとにかくいつも通りの演技を意識しているように観えて、だからこそ震えるような希望が持てた。

 また会いましょうなんて、夢物語だと誰もが知っている。舞台は「今」を楽しむもので、同じ瞬間は二度と訪れない。けれどそれが素晴らしい作品であればあるほど、その宿命を打破するように私たち観客は拍手をおくる。数年後であってもまた集って欲しいと願い、唯一の輝きを求める。それは単純に観客のエゴだ。だが『ALTAR BOYZ Team GOLD』千秋楽公演で魅せてくれた答えは、信じるに足るものだった。

 特別なことはせずに演じ切ってくれたからこそ、この先の未来を感じた。千秋楽が特別じゃない。それはどんな福音よりも私の心を励ました。受け取られたバトンは、どう育ち、またどう受け継がれるのか。次の来日コンサートが、今から待ち遠しくて仕方がない。

 

www.altarboyz.jp

ALTAR BOYZ Team LEGACY_2017/02/12夜

中央センターブロックにて観劇。

 

 これはあくまで個人的な解釈だが、Team LEGACYが示したかったのは、『ALTAR BOYZ』という作品が生み出す未来のひとつの終着点だったのではないか。ALTAR BOYZとしてそれなりにヒットした彼らは、魂の浄化コンサートを続け、それなりに豊かになり、そしてそれはルーチンになった。「そうだそうだ、絶対にそうだ」、ルークは自分たちに言い聞かせるように言った。最早彼らは繰り返す日々を識別できていない。

 だから、La Vida Eternalからが本番。彼らのループは壊れ、それでも永遠を歌う、歌わなくてはならない。これまで歌ったことのない歌を歌い、改めてメンバーに己をさらけ出す。

 Team GOLDにおけるI Believeは結束を取り戻す歌に聴こえたが、Team LEGACYのそれは別れの歌にも聴こえた。けれど信じてる、きみを。あの後、彼らは解散するかもしれない。けれどそれは進むため、停滞から抜け出す輝く意志。彼らの時計がまた動き出す瞬間に、私たちはたまたま居合わせたような錯覚を覚えた。

 

www.altarboyz.jp

舞台「メサイア-暁乃刻-」_2017/02/11夜_初日

中央センターブロックにて観劇。

 

 私にもメサイアが欲しい!!このシリーズを観ているといつもそう思う。誰かの唯一無二になれることは、やはり偉大で貴重で素晴らしいことなのだと思う。卒業生の名前が出て来た時、思わずその顔がくっきり浮かんで、キャスト変更しない価値を改めて感じた。

 いつも思うのだけれど、脚本的にはやはり映像映えする作品だ。世界観だけを利用して、本気でハリウッドで映画化してくれないかな。とはいえ今回も、応援し続けているファンをがっちり掴んで離さない内容なのは確か。

 それにしても私はキャラクター的に有賀という不器用な背の高い人がだいすきなのだが、あの人、本当によく怪我をする。それを鋼鉄の意志でいつもなんとかしてしまうのだが、前回もたくさん注射されたりリンチされまくっていたような……いつも大丈夫なのか、というくらいボロボロになってしまう。けれど今回は少しだけ笑える部分もあって、彼が柔軟になり始めている片鱗を観れて嬉しかった。

 

messiah-project.com

ALTAR BOYZ Team GOLD_2017/02/11昼

立ち見下手ブロックにて観劇。

 

 立ち見、最高。演者さんたちとの同じ目線の高さ観ることができ、歌声は降り注ぐより直線的に音圧を感じた。腰も痛くならない笑!!立ち見でもいいから観たい、と購入したチケットだったが、繰り返す、最高だった。

 前楽というのは、まだ一回あるという希望を抱けるし、カンパニーのまとまりも最高潮。特にアドリブの部分で、前回は少し足並みが揃わなかった部分がピッタリとはまって、遠慮が消え、役者さんたちがそれぞれ対等にコミュニケーションしているのが感じられた。

 大山マシューがいかに全員に視線を配っているかが感じられ、そしてアブラハム役の常川さんの成長を心から喜んでいるように感じた。法月さんの客席からの目線の外し方はプロで、それはマークがマシューを見つめているからということに帰着する。実は石川さんが場の仕切り直しをすべて任せられていることに気付いて驚嘆し、松浦フアンちゃんの大胆さと繊細さを行き来する様子は見事だった。

 

www.altarboyz.jp

ALTAR BOYZ Team GOLD_2017/02/10昼

中央下手ブロックにて観劇。

 

 なにかが起こりそうなのに、起こらない。少しだけ、そんな彼らのもどかしさを感じた。Team LEGACYは、売れない時代から人気が爆発して、さらに解散の危機まであり、そして今に至る、という年月を勝手に想像すると楽しいのだが、Team GOLDはその逆。彼らのこれからを妄想するのが楽しい。だからこそ今日の公演は、少しだけ駆け足に感じた。

 それぞれに遠慮がなくなり、視野が広くなって、彼らに欲が生まれているのがわかった。だからアフタートークでも、先輩たちは煽るのだろう、「もしも次があったら、ゴールドをまた観たいですよね」と。そんな演者さんたちの関係が、たまらなく美しく思えた。

 いつか大山マシューが、「頑張れって!!」と後輩に向かって言う姿を観たい。それを受けた後輩が、またまっすぐ返すはず。だから明日も立ち見で観に行く。Team GOLDの今の輝きを観たい。もし次があっても同じ舞台は二度とないって、客席からでもそれはわかるから。

 

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ALTAR BOYZ Team GOLDに出会って

 信じてるきみを、と歌われた時、観客である私たちも信じられていると思えた。きみの街に来る、と呼びかけられた時、それは私たちの街だと感じた。大人になることの難しさに直面しているのは、自分だけではないと確信した。これからなにをするのか、魂を鍛えなきゃ。なぜなら『ALTAR BOYZ』は永遠だから。

 

 3年前とある作品をきっかけに、私の観劇ライフは始まった。観劇回数が増えるにつれ、「推し」ができ、俳優さんの単独のライブや、バースデーイベントに通ったりもした。けれどいろいろなことがあって、少しだけ、寂しい気持ちを抱えていた。

 最近は、「観る」「観ない」の二択が、「何列目で観るか」「千秋楽を観られるか」「どんな日替わりがあるのか」、いろいろな基準が自分の中で生まれてしまって、最初の頃に夢中で舞台を観ていた自分とはかけ離れ始めているように感じていた。どこで観ても楽しかったのに、必要以上にチケットを手に入れて、座席位置に一喜一憂する。譲渡や交換で揉めたことはないけれど、そもそもネットの海の中で誰かを探すことに単純に疲れもする。

 だったらやめてしまえばいいのに。けれど「観劇は、失うには大き過ぎる趣味だった」。

 

 『ALTAR BOYZ』は最初、LEGACYチームだけを観劇する予定だった。だが2チーム同時公演というのは珍しいし、興味本位でGOLDのチケットを1枚だけ手に入れていた。そんな昨年末、私は『Club SLAZY』に出会い、Actさんに出会った(『Club SLAZY』に関して今回は省略するが、初演の『Garnet Star』は振りを覚える状態まで夢中)。

 この人を生で観てみたいな。単純な思考。「観るか」「観ないか」の二択。プレビュー公演、Twitter経由でチケットを譲って頂いた。眩しい。とにかく眩しくて、観ているだけで楽しい。今、目が合った!と、バカみたいな錯覚をして、歌声を刻み付けるように聴いて、1dBでも拍手を大きな音にしたくなった。

 

 「今なんにも考えてなかった!」夢中で観劇していると、私はよくこんな言葉が頭をよぎる。『ALTAR BOYZ』ではそんな状態がずっと続いた。オリジナルキャストの音源は事前に聴いていて歌詞は大体把握していたけれど、生は違う。もう目の前の情報を受けとめるだけで精一杯。アルターボーイズと生バンドがカッコ良過ぎて、段々脳が麻痺していく快感。

 プレビュー公演、途中でフアンちゃんの誕生日を祝い出した時には、もしかして本当に誕生日だったの?ラッキー!!と思ってしまうほど没入した。起承転結に見事に各々のソロ曲が組み合わされ、そして私が大大大すきな「繰り返し」。これには意味があるって。

 

 帰り道、ガタガタになっていた観劇における自分の判断基準を、自分自身がまた信じ始めているのを感じた。歌舞伎町のアーチをくぐりながら、あの時の私、チケットを買っておいてくれてありがとう!!と万歳したいくらいだった。3年間続けた趣味をまだ続けよう。この楽しさは他では絶対に得られない。

 気がつけばTeam GOLDは6回、Team LEGACYは2回観ることにしている。3年前、千秋楽の当日券にものすごくドキドキしながら並んだあの日と同じ。とにかくただ純粋に……観たい。

 

 彼に対する情報はわずかなのに、リーダーになるために生まれてきたと一番信じられるマシュー。客席に向かって時に辛辣な言葉を投げ掛けながらも、一番優しいマーク。かわいいだけかと思っていたら、一番つらい試練に晒され、それを直視する強さを示すフアン。私はフアンの「開きなさい」という台詞が大すきだ。なにも考えていないようで、単純に行動することの価値と、一番の真理を突いてくるルーク。そして偶然を信じ、自分の信念を貫く意味を一番体現するアブラハム

 プレビュー以来、アルターボーイズの存在は私の心に住むようになって、ずっと励まし続けてくれている。たった2時間の記憶が星座のように、これからを少しだけ照らしてくれているような。

 Team GOLDの公演は、あと3回。

ALTAR BOYZ Team GOLD_2017/02/07夜

中央センターブロックにて観劇。

 

 レガシーの初日を受けてのゴールド。たった数日なのになにもかもが変わっていて、より研ぎ澄まされていた。大山マシューは周りから出ている可能性の糸を逃さず手繰ろうとし、法月マークのソロにまた泣いた。松浦フアンは台詞一つ一つをより丁寧に紡いで、石川ルークは魂を鍛え過ぎていた。常川アブラハムの瞳はどんどん高いところを見つめるようになって、歌声も透明感が増していた。

 今回のような2チーム構成の作品を観るのは初めてだが、改めて素晴らしい試みだと思う。もう世の中の舞台作品全部2チーム以上にしてくれないかな。ダブルキャストも楽しいけれど。年齢や経験や、そもそも人としての違いを踏まえた上で、演者さんたちが自分の解釈でどんどん変わっていく過程が楽しい。

 ゴールド公演も残り3回。完売していた公演も、親切な方に教えて頂いて立ち見で観ることにした。今から千秋楽を迎えた後の、あのどうしようもない虚無感に怯えている。

 

www.altarboyz.jp