ステージアラウンド東京a.k.a.豊洲髑髏城の座席

 ステージアラウンド東京におけるこれまでの座席感想まとめです。花髑髏9回、鳥髑髏1回、風髑髏2回、上弦10回下弦1回、合計23回ステアラに通って、花髑髏の頃はイキってたから6列目で観えないとかほざいてたけど、上には上が(下には下が?)あったんだぜYeah……髑髏城の次に上演予定の『メタル・マクベス』のチケット料金がしれっと500円値上がりしていて、正直あのままの座席で値上げするなら納得いかないなあと思いつつの現状の所感です。本当に舞台上のパフォーマンスにはいくら払っても足りないほど感謝してるし、極髑髏もメチャクチャ楽しみだけど、劇場構造が作品を阻害している印象がどうしても拭いきれないです。こけら落とし公演が終われば少し間があくようなので、諸々調整は入りそう、というか入ると信じたいです。

 

・前列

3列目から段差があるため、2列センブロよりサイド(実質1列)のほうが視界は開ける印象です。ただ上手下手になればなるほど、どうしても観えなかったり、観え過ぎる部分はあります。とはいえここらへんは近いからいっかあ〜〜〜という気分になれるのも事実。没入感よりは、当事者的に、透明人間としてそこに存在しているような感触でした。

 

・中列

自分としては一番座りたくない位置になりました。2列前まで"自分より座高の低い人"が座らないと、確実に誰かの後頭部でもって視界が阻害されます。回転している感じも円の中心であればあるほど感じにくくなる気がするのですが、ここは感覚の問題かもしれません。あの椅子の並びと、そもそもの舞台の高さで無問題だとなったのはなぜなのか知りたいです。ただ視界がそれなりに開けてさえいれば、スクリーン演出の没入感を一番得ることができ、かつセンブロはオペラグラスで役者さんと目が合ったような錯覚を得やすいため、とにかく席ガチャ運が必要です。風髑髏から多用されるようになった、回転すること=場面転換という演出より、回転することで足場が不安定になり、浮いているような感覚をもたらす演出は、この位置が一番享受できる回数が多かったです。観客からの拍手や、笑えるシーンでの一体感は楽しく、生の舞台を観ている実感は湧きます。

 

・後列

ここはもし値段設定が妥当(いっそ1〜6列¥20,000、7〜15列¥10,000、16〜32列¥8,000にしてしまえ!!と思っています)であれば、ちょっと体験してみたいなあというモチベーションなら充分満足できると考えます。左右の壁がどうしても視界に入り込んで来る座席位置もあるのと、中列と同じように後頭部で観えないこともあるけれど、なぜか中列よりはそこまでストレスを感じなかったです(ハナっから観えないとおもっているからかもしれない)。なんとなく自分が受け取っている体験が極めて映画に近いような印象でしたが、それはやはり距離の問題かもしれません。

 

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 イキってたし最高にチケ運のあった花髑髏の感想です。確かこの頃はなけなしのA席があった気がする(と思って調べたら、A席¥9,800設定があったよ、なんで!なんでなくした!ひど過ぎるよステージアラウンド!!)。

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 続いて風髑髏の感想。鳥髑髏は現地では1度しか観れていないため、比較できないから書かなかったと記憶しています。鳥髑髏でSeason月まで続く無界の里演出が完成したとすると、風髑髏で一幕ラストの蘭兵衛さんの去り際演出が、蘭兵衛さんが高い方向へ登っていくかたちになったのはとても嬉しかったです。

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 ラストは上弦髑髏。鳥髑髏と同じく下弦は一度しか観ていない(一度"しか"というのは結構間違ったスタンスだと自分でも思う)から、上弦のみです。実は上弦に一番通ったという事実!!に驚きつつ、単純に一番物理的に観やすくはなっていたけど結局物理的に観辛かった記憶もあります。

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 あとこれまでなぜか頑なに使っていなかったオペラグラス(生の舞台は肉眼に焼き付けてナンボじゃ、とか思っていたけど、ふとした瞬間に肉眼のレンズからの情報を受け取っているだけならそこにレンズ足しても変わらないなと思った)を上弦から導入したのですが、すごい……オペラグラスはすごい……迷いに迷って、これにしました。オペグラの上げ下げによる周囲の方へのストレスをなるだけ軽減したくて、色は目立たない黒にして、手ブレが怖くて少し重めにしたんだけど、ステアラ最後列からでも福士捨之介の懐にギッチギチに収まった雪駄ビーサンが観えたよ!!