2018-01-01から1年間の記事一覧

『メゾン・マグダレーナ』に対して今思うこと

「思いは言葉に。」というのがはてなブログのキャッチコピーのようであるし、遅ればせながら日本に到達し定着しつつある#MeTooの影響としてではなく、あくまで一個人の所感をいつも通りに書き記しておきたいと思う。 11月18日、株式会社CLIEが運営するTwitte…

ミュージカル『SMOKE』나는 여자도 남자도 아닌 그저 예술가

千穐楽、5人で歌い上げてくれた『翼(という楽曲らしい、韓国版を観た方のブログなどから知りました)』。天才を夢見た天才の、短か過ぎた人生がもしもこんな希望に溢れたものだったなら、そう願わずにはいられない歌だった。誤解のないよう書くが、5人で歌…

それでも通う、すきなものはすき

観る前から泣きたくなっているのはなぜだろう。彼が綴る言葉がすきだった、彼が語る言葉がすきだった、彼が演じる芝居がすきだった。年明けに予定されている舞台、もちろん最速先行で千穐楽のチケットをおさえた。来年も楽しみがあるのは素晴らしいことだと…

みんな『メタルマクベス』disc1を観て

「ドクロの次はメタルが回る!!」そんな新聞広告より先だったか、後だったか。豊洲のステージアラウンド東京で『メタルマクベス』の上演が決まり、わたしは早速ゲキシネ『メタルマクベス』のチケットを取った。 正直に言って一幕は置いて行かれた感があり、…

『Indigo Tomato』と『修羅天魔』

久し振りにブログを書いている。去年は観劇すればほぼ必ず書いていたけれど、正直かなりつまらない作品に出会うことも、実生活もいろいろあって滞っていた。そもそも不平不満をブログに書きたくないのは、スキよりキライのほうが、余程明文化しやすいからだ…

はじめてのFINAL FANTASY、一度きりのFFXV

約十年。このゲームは発表されてから我々のもとに届くまで、それだけの年月を要した。普段ゲームに疎いわたしですら、10代の頃にあの新宿都庁をキラキラと輝く剣が舞い、黒衣に身を包んだイケメンがストームトルーパー敵をバッサバッサとなぎ倒して、最後…

ステージアラウンド東京a.k.a.豊洲髑髏城の座席

ステージアラウンド東京におけるこれまでの座席感想まとめです。花髑髏9回、鳥髑髏1回、風髑髏2回、上弦10回下弦1回、合計23回ステアラに通って、花髑髏の頃はイキってたから6列目で観えないとかほざいてたけど、上には上が(下には下が?)あったんだぜYeah………

『髑髏城の七人』への妄想〜月髑髏終わらないで〜

※キャラクター名や台詞などは後ほど戯曲本から修正予定です 「無界屋蘭兵衛」「狸穴二郎衛門」。ずっとこの二人の名前が気になっていた。付け焼き刃ながらいろいろと調べたが、なぜ気になるかと言えば、そもそもあの人数の登場人物の中で同じ漢字を当てる時…

『髑髏城の七人』Season月(上弦の月)_2018/2/11昼夜、2/13昼夜

我慢できない性質なので、先週末と週明けに上弦髑髏城をマチソワした。もちろん平日公演は有給休暇を三途の川に捨之介。さすがに4公演連続で観れば満足できるかと思いきや、やはり髑髏城はわたしを捉えて離さない。 さて先日、初めて訪れた神社でおみくじを…

『髑髏城の七人』Season月(上弦の月)_2018/2/4夜

本音を言えれば 今のままいたい その因果は私で消したい 覚悟はとうの昔に していたけど*1 一幕終盤、極楽太夫が歌い上げるその歌の歌詞を理解してからは、ずっとあのメロディが心から離れない。「森蘭丸」を「無界屋蘭兵衛」にした人は、天魔王が髑髏城で戦…

『髑髏城の七人』Season月(上弦の月)_2018/2/2夜

蘭丸の最期。崩れ落ちながら天魔王を背中に庇った彼は、しっかりと共犯者の手を握っていた。一瞬狼狽えた天魔王は、蘭丸の言葉にハッとして、怯えるようにその手を振り解いた。赤く染まった手のひらが、蘭丸の白い手の中からパッと逃げるように飛び出したの…

『髑髏城の七人』Season月(上弦の月)_2018/1/14夜

先日、実生活で初めて誰かが他人を「駒」と呼ぶ瞬間に立ち会ってしまった。誰かとは、わたしの現職における恩人なのだが、事前に「今日はいらないことも言うからな、ごめんな」とわたしに言い含めた上で、最初から揉めるとわかっていた話し合いを始めた。そ…

『髑髏城の七人』Season月(上弦の月)_2018/1/9昼

年明け最初の髑髏城。これまでは豊洲駅から歩いていたが、気分を変えて新橋方面からゆりかもめでステージアラウンド東京へ向かった。前日は雨、劇場の上に浮かぶ雲が、ミッキーの耳をつけた髑髏のように見えた。 ……と冷静に感想を綴ろうと思ったが、まったく…

『髑髏城の七人』Season月(下弦の月)_2017/12/25夜

花鳥風月。最後のチームは若手中心の2チーム制。キャストが発表された際の印象は、もう語弊を恐れず正直に書くが、「マジかよ大丈夫なのかよ」だった*1。第一にそれまでの髑髏城が最高過ぎた。髑髏城は、恰好良い大人の少年ジャンプ、という印象だったから…

ありがとう2017年、おいでませ2018年

あけましておめでとうございます。新年を迎え、昨年の観劇記録をさらってみた。ざっと今年の観劇予算の目算を立てたいし、数年以内にNYのブロードウェイに行ってみたいと考えているから、昨年の反省を活かして今年は上手く観劇したいなと考えている。 一番の…